2012年01月14日

美波町での

シンポジウム「福島を知り福島から学ぼう」

1月13日、町役場隣のコミュニティホールで開催されました。

福島からの辺見さん、阿部さん、宮城の澁谷さん、主催者側の
美波町役場建設課の勘場瀬さんと、鞆の浦のミセヅクリなど見学
の後、美波町へ。まずは城山に登って町を見下ろす。

みんな息をのむ。
年末に出た想定津波高さのものが本当にくると、水没してしまう。
周囲に山はあるものの、駆け上がるれるように整備が必要。

ワーストシナリオを想像する、強い意志が必要で、だとすると、
実際に津波を受けた人たちの「きびしいですね」という言葉は
とても重い。


120113-1.JPG
副町長さんはじめ役場の方々と懇談。

・伊座利と、南三陸のちいさな漁村で交流が始まっている。
・5分、10分で津波が来る!とすると・・・
・タンスが倒れる・瓦が道に落ちる
・夜発生したら?
・幅1m未満の路地通れるのか?

城山からの現在の風景に、被災後の姿を重ねて想像してしまって
いるので、どうやって逃げるのか、津波を受けても大丈夫な高さは
どこなのか・・・高齢者の方は?健常でも、地震で怪我をしていたら?
家が倒壊して道をふさいでいたら?町を見てから考えると、リアルに
対策の緊急性が見えてくる。

・おたがいさま、ともにくらす、結集する、という意識。
・生まれる、一緒になる(結婚)、亡くなる。その儀式は近所で。
・津波避難とは別に、常識的にこうあるべきこと、はすすめてほしい。
・「住民が楽しむ」ことが大事。
・東北でも、災害がイメージできていれば死者は減ったはず。


120113-2.JPG
シンポジウムにうつって、

・阪神大震災で700人、中越で200人以上の方が、二次被害で死亡。
・孤独死・・・
・地震、津波は自然の災害。原発事故は文明の災害
・原発持ち込まない。
・仮設住宅建設予定地が、地元住民の反対で二転三転「風紀が乱れる」と。
・避難所のあり方、ボランティア、避難所の運営など、阪神の経験が役に立った。
・地震の度に法律変わる。それに対応しておくこと。

・仮設住宅仕様書「プレファブ協会仕様」から「福島県仕様」へ。
・乾燥材の確保は大前提。
・タンクの水を使いながら、常にタンクへも給水されるイメージ。備蓄。
・仮設から復興へ、除染期間不明、中間に木造仮設を転用する集落必要。

・耐震→対津波。津波で財産失わない建て方を、骨組みは残る?

・福島の復興なくして日本の復興なし?
・これは文明の敗北、文明の改革が必要!
・→福島の復興から日本のカタチを変える。

・・・書ききれないですが、当日こられた美波町のみなさんには
具体的に考えていく「きっかけ」として刻まれたと思います。


「きずな」、いろいろな場面で使われた言葉だし実感したが、果たして
いつまでつづくのか?

「むこう三軒両隣」が大事。強い町→強い暮らし!

お隣さんとの関係際が防災につながるんです。

スクラム組みましょう。

班?町?通り単位?人口が減っても・・・


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パワーと元気で!!
(写真はすべて白井さん。ありがとうございました!)



(トクシマ 内野輝明)
posted by ft at 00:00| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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