1月13日、町役場隣のコミュニティホールで開催されました。
福島からの辺見さん、阿部さん、宮城の澁谷さん、主催者側の
美波町役場建設課の勘場瀬さんと、鞆の浦のミセヅクリなど見学
の後、美波町へ。まずは城山に登って町を見下ろす。
みんな息をのむ。
年末に出た想定津波高さのものが本当にくると、水没してしまう。
周囲に山はあるものの、駆け上がるれるように整備が必要。
ワーストシナリオを想像する、強い意志が必要で、だとすると、
実際に津波を受けた人たちの「きびしいですね」という言葉は
とても重い。
副町長さんはじめ役場の方々と懇談。
・伊座利と、南三陸のちいさな漁村で交流が始まっている。
・5分、10分で津波が来る!とすると・・・
・タンスが倒れる・瓦が道に落ちる
・夜発生したら?
・幅1m未満の路地通れるのか?
城山からの現在の風景に、被災後の姿を重ねて想像してしまって
いるので、どうやって逃げるのか、津波を受けても大丈夫な高さは
どこなのか・・・高齢者の方は?健常でも、地震で怪我をしていたら?
家が倒壊して道をふさいでいたら?町を見てから考えると、リアルに
対策の緊急性が見えてくる。
・おたがいさま、ともにくらす、結集する、という意識。
・生まれる、一緒になる(結婚)、亡くなる。その儀式は近所で。
・津波避難とは別に、常識的にこうあるべきこと、はすすめてほしい。
・「住民が楽しむ」ことが大事。
・東北でも、災害がイメージできていれば死者は減ったはず。
シンポジウムにうつって、
・阪神大震災で700人、中越で200人以上の方が、二次被害で死亡。
・孤独死・・・
・地震、津波は自然の災害。原発事故は文明の災害
・原発持ち込まない。
・仮設住宅建設予定地が、地元住民の反対で二転三転「風紀が乱れる」と。
・避難所のあり方、ボランティア、避難所の運営など、阪神の経験が役に立った。
・地震の度に法律変わる。それに対応しておくこと。
・仮設住宅仕様書「プレファブ協会仕様」から「福島県仕様」へ。
・乾燥材の確保は大前提。
・タンクの水を使いながら、常にタンクへも給水されるイメージ。備蓄。
・仮設から復興へ、除染期間不明、中間に木造仮設を転用する集落必要。
・耐震→対津波。津波で財産失わない建て方を、骨組みは残る?
・福島の復興なくして日本の復興なし?
・これは文明の敗北、文明の改革が必要!
・→福島の復興から日本のカタチを変える。
・・・書ききれないですが、当日こられた美波町のみなさんには
具体的に考えていく「きっかけ」として刻まれたと思います。
「きずな」、いろいろな場面で使われた言葉だし実感したが、果たして
いつまでつづくのか?
「むこう三軒両隣」が大事。強い町→強い暮らし!
お隣さんとの関係際が防災につながるんです。
スクラム組みましょう。
班?町?通り単位?人口が減っても・・・
パワーと元気で!!
(写真はすべて白井さん。ありがとうございました!)
(トクシマ 内野輝明)
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