
徳島新聞の記事です

結構たくさんの人が。設計者、自治体の方々、一般の皆様、
多様な方々にお越しいただけて、よかったです!!
まず最初に、四会(建築士事務所協会、建築士会、建築学会、建築家協会)
共催ということで、事務協の西田会長の御挨拶から。
いつものベランメエ江戸弁が炸裂してましたね(笑
昨年の最初の四会での活動からの流れをお話して下さいました。
基調講演は徳島大学中野晋先生。
「東日本大震災から学ぶ」
〜今、私たちがなすべきこと〜
・徳島県も大いに活躍した地域対地域の広域支援活動。
・四国が被災したときもうまく機能するように連携維持を。
・吉野川でできた扇状地、深い砂地、液状化被害は必至。
・防災→減災
・「想定外」に対応するリスクマネージメント
・起きることを想定した事前の復興計画、多方面で協議、検討会を。
・広範囲で考えておく。
・死なないこと。助かること。
・専門家は、各々の能力を生かせる役割分担を。
・計画、実行、点検・評価、是正・改善
・今世紀前半に南海地震は必ず発生する。
・避難の三原則 想定にとらわれるな/最善を尽くせ/率先し非難せよ
・自助、共助、公助・・・
東北の三建築家からの報告

JIA福島地域会長 辺見美津男氏
バックは、氏の事務所内の茶室にかかる「書」
「明日は来ないかもしれない」・・・
前日のシンポの内容に
・建築士は何をするのか
・普通に暮らすことの大切さ
・山に河に育てられてきた自分、去年までは阿武隈川で川遊び
・川下と川上の小学生を連れて沢登。趣味の釣り、養蜂、山歩き・・
・今はどれもできない。こどもは外で遊べない。
・仮設住宅は一筋縄でいかないややこしいシステムになっている。
・はじめはコンサルの黒子で智恵を出し、認められて表に。
・二次被害を、コミュニティでなくそう!
・仮設住宅候補地のシミュレ−ションをしておきましょう。

JIA福島地域会前会長 阿部直人氏
・従来の仮設住宅は、広い敷地にできるだけ詰め込むだけ。
・空地を作ったり緑地を作ったり、ずらしたり、凹めたり変化を。
・玄関を向かい合わせるのがスタンダードになった。
・松杭に建てる仮設では、その杭が腐る二年くらいが限度。
・放射能汚染で長引く。コンクリート基礎にした。
・松杭だと、毎晩寝る前は毎晩ゲジゲジやナメクジ、虫と格闘。
・徳島から材料を送ったロフト付の木造仮設と、プレハブの仮設共存。
・プレハブの住人から怒号が。ひどい話。居住性に大きな格差。
・プレハブの仮設村にも木造の集会所を・・・

JIA宮城地域会長 渋谷尚氏
・地域復興、何から始めていいのかわからない。
・建築士がいるとイメージできる。相談役、まとめ役になれる。
・「6分で津波が来る!」で近所の小学校体育館へ。お母さんを背負い。
・たまたま全員家に居たから助かったがそうでなければ・・・
・前の家に寝たきり老人、介護の方が助けに来ていたが。
・少し水が引いていってみたら、6人のうち一人だけが屋根上に。
・瓦礫を歩く。何倍も時間がかかる。
・避難路想定していても、地震後の最悪の状況を想定する。
・震災以来歌が好きに。以前感動しなかったことに感じる。
・講演していても、ふと記憶がよみがえりこみ上げてくることが。
・海の恩恵を受けている地域は津波への意識あり、訓練もしていた。
・陸から宅地開発で移住した地域は意識なく、多くの人亡くなった。
・元のコミュニティを再生する方向になる。
・地元の人間が自分達で考えて「こうしたい」を行政にあげる。
・震災後に赤ちゃんの生まれた若夫婦は奄美大島にいる。
・住むということは稼ぐということでないと。
建築士会地域防災研究会代表 中村正則氏
・地域1250人の建築士の役割
・木造住宅耐震化
・応急危険度判定士。避難所となる学校施設の判定・・・。
・被災地の住宅相談。
・昭和町一二丁目の自主防災会、始まりは三人のおばあさん。
・資源回収で資金を作って防災倉庫つくって。
・班に分けて、集会、勉強会、訓練。
・地域の交流が大事。
・公園で懇親会。班ごとに集まって食事。
・挨拶が増えた。声がけがふえた。
・集まって食事したり。
・地域のコミュニティをつくりなおすことになって。
・こどもが孫と一緒に帰ってきてくれる家を設計したい。
・近所ぼ「人が集まれる場所」を組み込みたい・・・
休憩をはさんでパネルディスカッション。会場からも質問。
・学校応急危険度判定、まず駆け込んでくる地域の人を止められる?
・耐震補強しているのに判断の必要あるのか?
・まず、集まってくる人が緊急避難場所として機能。
・長期的に避難所にできるかどうかは判定士の判断が必要。
・非構造部材の基準ないが。目視で判断。
・絆が大事、だが、いつまでもつのか?
・以前のコミュニティが役に立つように、地図をもとに、もとの近隣は
集団で入居できるように。
・体育館などへの一時避難は近所が集まるからOK、二次避難時慎重に。
・がんばってつくっても「入らない」事態を避ける。
・ビッグパレット、よかれと間仕切り設置したが、外す人が多かった。
・大都会14階建てマンション200世帯・・どうコミュニケーションを?
・消防団の復活!建築士はまず消防団に入る?!・・・
締めはもちろん、徳島県建築士会 佐藤会長!
参加してくださった皆様ありがとうございました!!
今日16日は早速、地域防災研究会のメンバーの一人として、
教育の場での避難、避難所危険度判定という、この日のシンポ
を内容を受けたかのような協議に参加してきました。
どこかがはじめて、それにほかの人のレイヤを重ねていく。
積み上げていく作業が始まったのが、この二日連続のシンポジウム
だと、すでに実感しています。
この「フクシマトクシマの会」ブログを、もっと活用しようと、
夜行バス待ちの最後の宴会で話もできました。
よっしゃ!!(笑
(トクシマ 内野輝明)
あ、緊張して自己紹介せんかった(笑
(写真は全部鳥羽さんです。ありがとうございました!)
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