2012年05月24日

少し前に

NHKで放映された、福島第一原発以降の各国の取組みの番組。
解説などはなくてただたんたんと紹介される、原発からの脱却を
めざす強い意志、または福島をうけてあらためられていく体制や
システム。日本が当事者なのに一番遅れているように見えたのは
気のせいではないだろうし、これをたんたんと放映するNHKに
「報道の良心」みたいなものも感じた。

そこでひときわ力強く、印象的だったのが米原子力規制委員会の
ヤツコ委員長の姿勢。大勢をまとめる、とか、うまくすすめる、
とかではなく、「安全でなければ進めてはならない」という原則
をかたくなに主張して、5人いる委員のうち自分だけが反対でも
その反対を貫く。というその姿勢。

米国は大丈夫だなあと感銘を受けた・・・





120524.jpg
(徳島新聞)

その委員長が辞任。え?米国も?と思ってしまう。

「原理主義」って危うい響きもあるけど、安全はやはり全ての根本、
要ですよね。原理主義でいってほしいですね安全は。
「現実主義」ではなく。


(トクシマ 内野輝明)



posted by ft at 08:54| Comment(1) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
彼のような強い意志を持った人物が日本にもいます。
そして同じように大きな流れに流されないように
祈りたい気持ちです。
そんな正義がまだ残っていることを信じたい。

会津武士道に伝わる什(じゅう)の掟の中に
「ならぬことはならぬ」という言葉があります。会津出身の政治家、伊東正義を思い出します。
Posted by フクシマ 阿部直人 at 2012年05月24日 12:23
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