無責任な反対者になるのではなく、地に足をつけた活動を。
3.11を受け入れた建築家の集団として、最小のエネルギー
での暮らし、エネルギーを実感するすまい、幼児の育て方に
まで思いをはせた設計の実行、打合せの中でも常にこれまで
のくらしを反省する会話を意識的にしていくこと、自分も
加害者であるという認識をきちんとすること。
我々の実業(建築設計)のなかでできることを真摯に地道に
まずはやっていくこと。それを横のつながりの中で、意識を
途絶えさせないようにすること。
とくに、あらたな、もしくはかつての自然とのかかわりを
知った次世代を、エネルギーに対する自覚のある次世代を
育てていくこと。こどものうちにそれをちゃんと教えられる
ことを教える、それを、「建築を通じて実践すること」。
まとまりませんが、今すぐに、明日の仕事の中でできること。
ですね。それをしていこうという、建築運動、ということに
なるでしょうか。
辺見さん、ありがとうございます。
(トクシマ 内野輝明)
【関連する記事】
このような実践できる事柄も含めて、
さまざまな生き方を話し合う場としたい。
来る7月28日、29日に
福島県のあだたら山のふもと、
オートキャンプ場フォレストパークで
『これから』を考えるシンポジウムを開催します。
この施設は佐藤栄佐久知事時代に「森林との共生」をテーマに
全国指名プロポーザルで
設計はトムヘネガン率いるアーキテクチャーファクトリー。
できれば施設内ではなく、
森林の中で車座になってのディスカッションを計画しています。
後日詳しくご案内したいと思います。
このことは、最初から決まっていて福島原発事故の教訓なんか何もないのです。この国はなぜ方向転換を宣言する。一歩踏み出す勇気がないのでしょうか。。。こんなことばかり言っていても先に進めません。
せめて我々建築家が辺見さんの言葉を借りれば「地に足付けた行動」をしてゆきたいものです。
私達三春町でも今有志が集まって仮設住宅の方々、とりあえず葛尾村の有志と一緒に、これからの地域コミニティーの在り方や地域でできるエネルギー利活用の考え方を勉強しながら、復興のことを考える勉強会を始めました。これまでに、福島大学の今井Dr.や鈴木浩福大名誉教授にも参加頂いております。
自分達でできることをしていく。
いつも意識していられるように。
その勉強会のこと、ぜひここに
上げていって下さい。
お願いします!!