2012年06月13日

フクシマの辺見さんと

電話で話す。

無責任な反対者になるのではなく、地に足をつけた活動を。
3.11を受け入れた建築家の集団として、最小のエネルギー
での暮らし、エネルギーを実感するすまい、幼児の育て方に
まで思いをはせた設計の実行、打合せの中でも常にこれまで
のくらしを反省する会話を意識的にしていくこと、自分も
加害者であるという認識をきちんとすること。

我々の実業(建築設計)のなかでできることを真摯に地道に
まずはやっていくこと。それを横のつながりの中で、意識を
途絶えさせないようにすること。

とくに、あらたな、もしくはかつての自然とのかかわりを
知った次世代を、エネルギーに対する自覚のある次世代を
育てていくこと。こどものうちにそれをちゃんと教えられる
ことを教える、それを、「建築を通じて実践すること」。

まとまりませんが、今すぐに、明日の仕事の中でできること。
ですね。それをしていこうという、建築運動、ということに
なるでしょうか。

辺見さん、ありがとうございます。


(トクシマ 内野輝明)








posted by ft at 00:00| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント

このような実践できる事柄も含めて、
さまざまな生き方を話し合う場としたい。

来る7月28日、29日に
福島県のあだたら山のふもと、
オートキャンプ場フォレストパークで
『これから』を考えるシンポジウムを開催します。

この施設は佐藤栄佐久知事時代に「森林との共生」をテーマに
全国指名プロポーザルで
設計はトムヘネガン率いるアーキテクチャーファクトリー。

できれば施設内ではなく、
森林の中で車座になってのディスカッションを計画しています。

後日詳しくご案内したいと思います。



Posted by 阿部直人 at 2012年06月13日 11:17
昨日、ついにと言うか、やっぱり大飯原発の再稼働が、無能な総理によって宣言されました。

このことは、最初から決まっていて福島原発事故の教訓なんか何もないのです。この国はなぜ方向転換を宣言する。一歩踏み出す勇気がないのでしょうか。。。こんなことばかり言っていても先に進めません。

せめて我々建築家が辺見さんの言葉を借りれば「地に足付けた行動」をしてゆきたいものです。
私達三春町でも今有志が集まって仮設住宅の方々、とりあえず葛尾村の有志と一緒に、これからの地域コミニティーの在り方や地域でできるエネルギー利活用の考え方を勉強しながら、復興のことを考える勉強会を始めました。これまでに、福島大学の今井Dr.や鈴木浩福大名誉教授にも参加頂いております。
Posted by 三瓶一壽 at 2012年06月17日 10:20
いいですね。

自分達でできることをしていく。
いつも意識していられるように。

その勉強会のこと、ぜひここに
上げていって下さい。

お願いします!!
Posted by uch at 2012年06月17日 11:48
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