学生や先生による勉強会があり参加。

玄関には集落のモデルが。
どこまで津波が来るか、まず実感します。
2月に建築士会の街づくり委員会で参加
した勉強会と方向性は同じで、発災後
どのように動くか、どのように考えるかを
事前にみんなで仮想体験しておこうという
もの。

地域の代表のあいさつ。「こうのすまい」の
管理もされています。

まずはクイズ形式のゲーム。
・まず何を持ち出しますか?
・一人で逃げますかお年寄りを助けますか?
・水が無い。どうしますか?
・リーダーは誰がいいですか?
などなど、一挙に沸き起こる、解決しなければ
生きていけないさまざまな問題が並びます。

参加させてもらったチーム。
このチームの班は、お金を集めて、備蓄倉庫に
いろんなものを準備しています。日にちがたって
だめになるものはまたみんなで分けて・・・

リストの一部を見せていただきました。
生理用品や蚊取り線香まで。
他の地区ではそこまですすんでおらず、もし
このまま発災したら、「みんなにわけるから
一週間のつもりが一日でなくなるなあ」と。
ここは足並みを早くそろえる必要があります。
できている地区があるわけですから。
テーブルごとにファシリテーターのリードで
いろんな方向に話がいきました。
なによりも大きな問題は、木岐の95%の家が
沈んでしまい、二次避難所が皆無であること。
高規格道路やトンネルくらいしか雨露をしのぐ
場所が無い・・・
避難所での生活のシミュレーションも大事です
が、一方ではやはり、ハード整備が急がれます。
避難のためだけ、では無くて日常の用途が大事。
いろんなひとがいろんな備えをそれぞれの仕事
のなかで考えていかねば。
(トクシマ 内野輝明)
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